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過激なダイエットをすると太りやすくなる

過激なダイエットというと、低炭水化物ダイエットとかケトン体ダイエットのように、炭水化物(糖質)を極端に制限するような方法でしょう。あるいは朝食を抜く朝抜きダイエットや、1日2食の食事法も、かなり負担のかかるダイエットといえます。

過激なダイエットは、運動法でもいえます。ウォーキングを1時間以上続けて行なったり、辛いダイエットDVDを毎日、筋肉痛と格闘しながら継続することも、過酷な痩せ方といえるでしょう。

過激なダイエットをすると、結局は太りやすい体質になります。それは、急激に体内環境が変わるからです。それは脂肪が急激に減ったり、いきなりカロリーが激減したり、栄養不足状態になるからです。このような状態は、言ってみれば体の非常事態です。

これに対して脳は、緊急措置を取ります。脳の中心部にある視床下部は、恒常性(ホメオスタシス)の司令塔。ここが「体は今、飢餓状態にある」と判断すれば、脂肪を分解しないように制御を始めます。また、できるだけ脂肪を合成するようにも働き始めます。分解できないどころか、逆に合成を促進してしまう・・・これでは太りやすくなっても当然ですよね?

このように急激なダイエットによって、いきなり体内環境を変えてしまうと、恒常性のスイッチが入ります。これが、いわゆるダイエットの停滞期といわれるものです。そうなると、いくら食事制限をしようが運動しようが、全然脂肪がへっていかないという事態になりかねません。これに対する唯一の解決策は、ただ1つ。しっかりと食べて、恒常性の発動を解除することです。

いろいろなサイトでダイエットの停滞期は、一ヶ月ほど耐え忍べば乗り切れると書かれています。でも、これは健康を害する危険があるので、要注意です。それよりもホメオスタシスを発動するような過激なダイエットまで、踏み込まないことです。

過激なダイエットで減っているものは、じつは脂肪のほかに、筋肉だったりします。最初のうちは脂肪と筋肉が同時に落ちていきます。これが最初のうちは、体重が激減する理由です。ですが、やがて上記のようなホメオスタシスの監視の手が入り、脂肪が減っていかなくなります。そうなると減っていくのは筋肉ばかりという状態になります。筋肉の減少に対しては、恒常性は働かないからです。なぜでしょうか?

体内の恒常性においては、脳の栄養素を確保することのほうが大切だからです。過激なダイエットをすると、カロリー不足になって、糖質(ぶどう糖)が足りなくなりがちです。脳の唯一のエネルギーの元は糖分なので、これが供給されないという事態は避けなければなりません。そこで筋肉を分解して(糖新生して)、それをぶどう糖にして脳へと補給するのです。これによって、言ってみれば脳の恒常性を保とうとするわけです。

過激なダイエットは、ストレスもため込みます。すると飢餓状態とは又別の面から、筋肉が分解されていきます。飢餓状態とストレスは、表裏一体ですから、筋肉の分解は加速していくということです。

慢性的にかかるストレスは、副腎皮質からコルチゾールというホルモンを出します。これが筋肉に働きかけて、分解して、脳へとぶどう糖を補給するのです。前述の飢餓状態では、カロリー不足によって糖新生が起きました。ところがストレス状態においては、脳により一層多くのエネルギーが必要になるために、筋肉からぶどう糖を作り出して、脳へと送るわけです。

過激なダイエットは、筋肉を減らしたり、脂肪を分解できなくなるだけで、つまり太りやすい体質を作るだけで、何もいいことはありません。飢餓状態になると、脳の視床下部が空腹の信号を発し続けるので、いつまで経っても満腹にならないことになります。異常な食欲にさいなまれ、結局はドカ食いしてしまい、食べ過ぎてリバウンドするのです。体内環境は脂肪を蓄積しやすくなっていますから、ドカ食いした栄養素は、ほとんどが脂肪細胞に行くことになります。

このように極端で無理なダイエット法は、リバウンドという結末になるだけです。それよりは、しっかり食べてストレスもかけず、長期的に痩せていくほうが、結局はダイエットで痩せていくことができるのです。急がば回れという格言は、ダイエットにおいても、そのまま当てはまるわけですね。